「いじり」の政治学
著者: 小峰 ひずみ
厄介な、あまりにも厄介な。――それは遊びか、暴力か?

職場や学校、SNSなどの場における現代社会のコミュニケーションでは、なぜ「いじり」が蔓延っているのか。
そして、「いじり」に対峙するのは、なぜこれほどまでに厄介なのか。
『3月のライオン』をはじめ漫画や小説、映画など豊富な題材を例にとり、「いじり」に働く加害・被害の力関係を分析。
そのうえで、「いじり」に遭ったときの実践的な対処法から、あるべき社会像まで著者は提示していく。
「令和人文主義批判」で論争を巻き起こし大きく注目を集めた気鋭の批評家が、ラディカルな思考を大胆に展開し、
理念と実践を融合させた倫理の書。

◆目次◆
はじめに 「いじり」という問題
第1章 その「いじり」に愛はあるか?
第2章 「いじり」は、どのように厄介なのか
第3章 あだ名は最強の「いじり」
第4章 ケンカ上等!?
第5章 「いじり」は、(主張ではなく)パンチである
第6章 そもそも論から話を始める
第7章 ケンカができる社会へ
第8章 ケンカができる国は、戦争をしない国
あとがき ナメられることは悪いことか?

◆著者略歴◆
小峰ひずみ(こみね・ひずみ)
1993年大阪府生まれ。批評家。大阪大学文学部卒業。哲学カフェのファシリテーターやシェアハウスの運営、
デモの主催などに携わり、政治家の秘書や中学校の教師も務める。論考「平成転向論 鷲田清一をめぐって」により
2021年第65回群像新人評論賞優秀作受賞。単著に『平成転向論 SEALDs 鷲田清一 谷川雁』(講談社)、
『悪口論 脅しと嘲笑に対抗する技術』(百万年書房)、共著に『批評の歩き方』(人文書院)がある。

  • 発売日:2026年11月17日
  • 定価:本体1010円+税
  • ISBN:978-4-08-721435-2

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