続・悩む力
著者: 姜 尚中
「人間とはなにか?」百年前の漱石の「予言」を手がかりに、この根源的な問いに立ち向かう--。
90万部突破『悩む力』の続編!
 安定した収入、伴侶と家族、健康、老後のたくわえ-。この既存の幸福像は、いまや瓦礫と化した。神仏はおろか、現代社会の宗教とも言える科学への不信も極まり、寄る辺ない私たちの孤立はさらに深まっている。この憂鬱な時代のただ中で、私たちが真の意味で生まれ変わり、新たな「幸せの感情」に浸ることなど、果たして可能なのだろうか? その問いを解く鍵は、夏目漱石の一〇〇年前の予言にこそある。大ベストセラー『悩む力』刊行から四年の時を経て、待望の続編がついに登場!

[著者情報]
姜尚中(カン サンジュン)
一九五〇年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。東京大学大学院情報学環教授。専攻は政治学・政治思想史。著書に『悩む力』『マックス・ウェーバーと近代』『オリエンタリズムの彼方へ』『日朝関係の克服』『姜尚中の政治学入門』『ニッポン・サバイバル』『リーダーは半歩前を歩け』『あなたは誰? 私はここにいる』ほか。自伝的作品に『在日』『母-オモニ-』など。

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