巨大災害の世紀を生き抜く
著者: 広瀬 弘忠
「複合災害から逃げ切る」ための行動指針!
今までの常識は通用しない。
 東日本大震災における地震・津波・原発事故という複合災害は、まさに巨大化する現代の災害を具現化した出来事であった。この大災害に遭遇して日本人の意識・心理も劇的な変化を遂げた。「私だけは大丈夫」という正常性バイアスにとらわれないこと、政府・マスコミ情報を鵜呑みにせず吟味する自己責任力、企業の危機管理の新しい形が求められているのだ。自然災害に未知のリスクが加わる現代を生き抜くために求められる行動指針について災害心理学の第一人者が検証する。

[著者情報]
広瀬 弘忠(ひろせ ひろただ)
一九四二年、東京都生まれ。東京大学文学部心理学科卒業。東京女子大学名誉教授。安全・安心研究センター、センター長。専門は災害心理学。『人はなぜ逃げおくれるのか』(集英社新書)、『生と死の極限心理-サバイバルの極限を考察する』(講談社)など著書多数。

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