イスラム―癒しの知恵
著者: 内藤 正典
・ムスリムの自殺率はなぜ低いのか
・孤独にならないシステム
・儲かるのも破産するのも神の御意志
今の時代を生き抜くヒントは、イスラムの発想法にある
 イスラム教徒は自殺しない? イスラム教徒の実像は好戦的ではなかった。張り巡らされる癒しの知恵は、助け合いから性にまでおよぶ。
 我々はイスラムを、ふだん異質の文化、宗教としてしか認識していないかもしれないが、既存の価値観が崩壊しつつある今、実は彼らから学ぶべき事は多い。日本ではまったく伝えられていない、平安と癒しをもたらすムスリムのメンタリティーを学ぶと同時に、日本人の心の処方箋ともなる一冊。

[著者情報]
内藤 正典(ないとう まさのり)
一九五六東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科科学史・科学哲学分科卒業。博士(社会学)。専門は多文化共生論、現代イスラーム地域研究。一橋大学教授を経て、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。著書に『イスラムの怒り』『ヨーロッパとイスラーム』『激動のトルコ』『イスラーム戦争の時代』など。

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