「戦地」に生きる人々
著者: 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会
「これは遥か遠い土地に住む見知らぬ人々の悲劇ではなく、受け手である私たち自身の物語でもある」
堤未果(『ルポ貧困大国アメリカ』著者)
 六〇年の人生をパレスチナ難民として生きてきた女性は語る。「大勢の同胞を失った。でも新しい世代も大勢生まれた。私たちはあきらめない」。
 戦火にさらされ、理不尽な暴力に支配されながらも、人間としての誇りを失わずに生きている人々がいる。本書は、大マスコミが足を踏み入れない世界の「戦地」に単身潜入し、その地に生きる市井の人々の声を届けるべく活動してきた、ジャーナリスト集団の取材報告である。

[著者情報]
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会編
二〇〇二年七月に発足したフリーランスのフォトジャーナリストとビデオジャーナリストの集団。会員は二〇一〇年九月現在、海南友子・國森康弘・小林正典・権徹・佐藤文則・土井敏邦・豊田直巳・野田雅也・林克明・古居みずえ・桃井和馬・森住卓・山本宗補・綿井健陽の一四名。会員による報告会や写真展、書籍の出版、ウェブマガジン発行など精力的に活動している。

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