子どものケータイ−危険な解放区
著者: 下田 博次
中・高生のケータイを闇の世界への入り口にしないために、大人と社会がすべきこと
 中・高生にとって、今やそれなしではいられない必須アイテムとなったケータイ。しかし子どもたちの世界はその出現を境に一変した。いつでも誰とでも繋がることができる利便性は、有害情報へのアクセスをも簡単にし、児童買春、少女売春、援交といった子どもを巻き込んだ犯罪の出現を助長している。大人の目の届かない世界で繰り広げられ、深刻化の度合を増すケータイを使った少年犯罪を、長らく子どもの携帯電話利用問題に取り組んできた第一人者が分析し、その解決策を緊急提言する。

[著者情報]
下田 博次(しもだ ひろつぐ)
NPO法人青少年メディア研究協会理事長。早稲田大学第一商学部卒業。シンクタンク勤務から雑誌記者、放送番組制作などを経て、群馬大学社会情報学部大学院研究科教授、群馬大学特任教授を歴任。長らく子どもたちのインターネット、携帯電話利用問題に取り組んでいる。『学校裏サイト』(東洋経済新報社)、『日本人とインターネット』(信濃毎日新聞社)、『ケータイ・リテラシー』(NTT出版)など著書多数。

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