肺が危ない!
著者: 生島 壮一郎
呼吸が出来ない苦しさを、あなたはまだ知らない。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の恐怖と真実
 喫煙が主な原因である「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」の患者は、最初は密かに進行する病魔に気づかず、肺がんなどの合併症によって初めて気がついた時にはすでに手遅れとなっていることも多い。呼吸困難に苦しみ、喫煙を後悔しても、その後悔の思いを言葉で伝える機会もないまま最期を迎える。本書は、知られざる「喫煙がもたらす本当の怖さ」に改めて警鐘を鳴らすと共に、生きる上で必要不可欠でありながら、意外に知られていない「呼吸」の仕組みや「肺」の働きについて、これからの日常生活にも活かせる話を紹介する。

[著者情報]
生島 壮一郎(いくしま そういちろう)
一九六二年生まれ。八八年、産業医科大学卒業。日本赤十字社医療センター研修医、同内科・呼吸器内科医員、呼吸器内科副部長を経て、二〇一〇年三月より同部長職務代行。気管支喘息や肺炎、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺がんなどの呼吸器疾患全般について、診察と治療にあたっている。間質性肺炎やサルコイドーシスなどの難病の治療・研究や若手医師の育成にも力を注いでいる。

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