「10年不況」脱却のシナリオ
著者: 斎藤 精一郎
「外需依存」も、「内需主導」も、ナンセンス!
日本経済が進むべき“第三の道”とは?
 現在の世界経済は、未曾有の低迷期に突入している。そして著者は、その低迷期間が10年の長きに及ぶと断定する。つまり、私たちは「10年不況」の世界を生きていることになる。
 そこでは、過去の世界恐慌やバブル崩壊の教訓は役に立たない。従来の学識や通念を捨て去り、21 世紀型マネーの実態を直視し、大胆なパラダイム転換を断行しなければならない。
 本書は、現在の経済情勢をシビアに分析したうえで、小手先の経済政策ではなく、近未来を見据えた産業構造改革を提言する。この国を救う道は、そこにしかないからである。

[著者情報]
斎藤 精一郎(さいとう せいいちろう)
一九四〇年生まれ。社会経済学者。NTTデータ経営研究所所長、千葉商科大学大学院名誉教授。東京大学経済学部卒業後、日本銀行勤務を経て立教大学教授などを歴任。主な著書に『パワーレスエコノミー』(日本経済新聞出版社)、『痛快!新しい金融学』(集英社インターナショナル)、訳書にJ・K・ガルブレイス『不確実性の時代』(講談社学術文庫)など。テレビ東京「ワールド ビジネス サテライト」のコメンテイターもつとめる。

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