狂気の核武装大国アメリカ
著者: ヘレン・カルディコット 岡野内 正 ミグリアーチ 慶子
世界最大の軍事国家アメリカ、その脅威の全貌
国防費は教育費の7倍、保険医療費の15倍。
「日本人が知らない間に、危険性がここまで進行している。誰しも寒気を覚えるだろう」広瀬 隆氏推薦
 世界の警察を自認するアメリカは、イラクが大量破壊兵器を保有していると主張して「制裁」し、イランや北朝鮮の「核問題」を非難する。しかし、世界でもっとも大量の核兵器を保有しているのは、ほかならぬアメリカである。国家の基幹産業であり、最大の公共事業である軍需産業の権益を維持・拡大するため、絶えず「敵」を捏造し、天文学的な予算をつぎ込んで、大がかりな核軍備態勢を着々と構築しているアメリカ。本書は、圧倒的な調査力をベースに、この危険な大国の実態を、あますところなく暴いていく。

[著者情報]
ヘレン・カルディコット
 一九三八年オーストラリア生まれ。核政策研究所代表。七七年に渡米し、ハーバード大学医学部小児科専任講師に就任。八〇年以降、様々な反核運動に参画する。著書に『核文明の恐怖─原発と核兵器』(岩波現代選書)、共著に『劣化ウラン弾─湾岸戦争で何が行われたか』(日本評論社)。

岡野内 正(おかのうち ただし)
 一九五八年生まれ。法政大学社会学部教授。

ミグリアーチ慶子(みぐりあーち けいこ)
 一九六八年生まれ。大阪大学日本語日本文化教育センター勤務。

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