歴史から学ぶ
相続の考え方
著者: 神山 敏夫
日本では相続事例の実に8割が“争族”になっているという。
そのため、巷には損をしない、トラブルにならないための “相続ハウツー本” があふれているのだが、
そもそも「相続」とは何なのかを考えたことはあるだろうか。
相続を遺産分割・財産分与というお金の面だけ考えるせいで、争いごとが起こるのではないだろうか。
本書はこの「相続という行為」を、根本的な考え方や歴史、先人たちの例を引きながら、幅広く解説していく。
これを読めば、家族や一族の法的立場や関係性、税の歴史、徳川家康から太宰治、田中角栄など先人の相続話、
相続税と贈与税の存在理由と違い、次世代に遺すべきものは何か…相続のいろいろな側面が見えてくる。
「死に様は生き様」と言うが、相続は死に際して、その人の「人生を映し出す鏡」となるのである!

神山敏夫(かみやま としお)
一九四一年、東京生まれ。
中央大学在学中に会計士補開業登録。
一九六九年に公認会計士及び税理士登録。
大手監査法人で上場会社の監査、中堅企業の株式公開支援、中小企業の事業承継や経営相談などに従事。
東京家庭裁判所調停委員として二〇年に亘り奉職。公認会計士試験委員をはじめ、各省の委員会委員に任命される。
郵政民営化に当たって検討委員会委員を務める。
オイスカ、警察協会、日本相撲協会等の監事、日本公認会計士協会監事、中央大学評議員などを歴任。

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