「他者」の起源
ノーベル賞作家のハーバード連続講演録
著者: トニ・モリスン 森本 あんり 荒 このみ
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人はなぜ「差別」をやめられないのか。

巻頭特別寄稿 森本あんり

社会の分断やヘイト運動が世界中で大きな問題となっている。
なぜ、人の心は「よそ者」を作り出し、排除や差別をしてしまうのだろうか?
本書は、アフリカ系アメリカ人として初めてノーベル文学賞を授与された作家トニ・モリスンが、
そんな「他者化」のからくりについて考察した画期的論考。
過去の白人作家たちが作品に隠蔽した人種差別を暴き、その欺瞞を鋭く突きながら、
一方で自著の解説と作品の仕掛けも大胆に明かしていく。
移民といかに「共生」していくかが喫緊の課題である日本人にとっても必読。
日本語版序文は森本あんり氏。

●著者:Toni Morrison(トニ・モリスン)
1931年、米国オハイオ州生まれ。コーネル大学で英文学修士号取得後、70年『青い眼がほしい』で作家デビュー。
77年の『ソロモンの歌』で全米批評家協会賞、アメリカ芸術院賞、87年の『ビラブド』でピューリッツァー賞受賞。
89年~2006年、プリンストン大学教授。93年、アフリカ系アメリカ人として初めてノーベル文学賞を授与される。
他の代表作に『スーラ』『ジャズ』『白さと想像力』『パラダイス』『マーシィ』などがある。

●解説(日本語版序文):森本あんり(もりもと あんり)
1956年、神奈川県生まれ。国際基督教大学(ICU)教授・学務副学長。米国プリンストン神学大学院博士課程修了。
著書に『反知性主義 アメリカが生んだ「熱病」の正体』『異端の時代──正統のかたちを求めて』など多数。

●訳・訳者解説:荒このみ(あら このみ)
1946年、埼玉県生まれ。米文学者。立命館大学客員教授、東京外国語大学名誉教授。
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