限界の現代史
イスラームが破壊する欺瞞の世界秩序
著者: 内藤 正典
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◆推薦◆
「イスラームを通して現代の世界を見ると、別の姿が立ち現れる」ことが実感できる本。
読者は、読み進めるにつれて、自分自身のパラダイムの再考を迫られるに違いない。
――釈徹宗(宗教学者、僧侶)

◆内容◆
なぜシリア内戦は終わらないのか?
なぜアサド政権が安定化しても難民問題が解決しないのか?
なぜ各地の虐殺を国連は止められないのか?
なぜ湾岸諸国は難民を救わないのか?
なぜサウジアラビアはジャーナリストを弾圧し、イエメンを攻撃するのか?
なぜ欧米で「テロ」が止まないのか?
…など断片的な国際報道に伴うこうした「なぜ?」の数々を無類の解説力で解きほぐす。
報道の裏の世界史的地殻変動のあらましを知り、
国際ニュースと日本の立ち位置がよくわかるようになる本!

シリア、イエメンなど中東で頻発する虐殺や弾圧、それから逃れる大量の難民、欧米で繰り返されるテロなどの問題に対して有効な手立てを失った国際社会。その背景には、アメリカ、EU、国連、領域国民国家、西欧啓蒙思想など、第二次大戦後の世界の安定を担ってきたシステムと秩序の崩壊という現実がある。
この崩壊過程の末には何があるのか? トルコを中心としたスンナ派イスラーム世界の動向と、ロシア、中国といった新たな「帝国」の勃興を見据え、展望を解説する。現代の〝限界〟の理由を概観し、文明の衝突を超え、日本はどうあるべきかを考えるための、現代史講義。

◆目次◆
第一章 限界のEU、啓蒙の限界
第二章 限界の国民国家
第三章 限界の国連
第四章 限界を超えるためのパラダイムを求めて
終 章 帝国の狭間で

◆著者略歴◆
内藤正典(ないとう・まさのり)
1956年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科科学史・科学哲学分科卒業。博士(社会学)。専門は多文化共生論、現代イスラム地域研究。一橋大学教授を経て、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。著書に『イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北』『イスラムの怒り』『イスラム――癒しの知恵』(集英社新書)、『トルコ 中東情勢のカギを握る国』(集英社)、『となりのイスラム』(ミシマ社)他多数。共著に『イスラームとの講和 文明の共存をめざして』(集英社新書)等がある。


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