行動分析学入門
―ヒトの行動の思いがけない理由
著者: 杉山 尚子
「禁煙」「夫婦のいざこざ」「運動能力のアップ」…etc.実践的解決のための科学的心理学!
 失敗行動や犯罪の原因は、"心"に求められることが多い。「あいつはやる気がない」「過去のトラウマだ」等々。しかし、これでは評価にこそなりえても、問題解決にはつながらない。
 行動分析学は、ヒト及び動物の行動を「行動随伴性」という独自の概念によって明らかにするもので、行動の原因を個体内部、つまり心ではなく、個体を取り巻く外的環境に求めていく。アメリカの心理学者スキナーが創始した学問体系である。介護や医療、ビジネス、スポーツ、家庭などさまざまな現場で応用されており、大きな成果をあげてきた。本書は、日本における第一人者による、わが国初の一般用入門書である。

[著者情報]
杉山 尚子 (すぎやま なおこ)
 東京都生まれ。一九八八年、慶應義塾大学大学院心理学専攻博士課程修了。山脇学園短期大学助教授。二〇〇〇年より日本行動分析学会常任理事、 〇四年より日本行動科学学会事務局長。行動分析学の日本での研究、普及に全力を傾けている。共著に『行動分析学入門』(産業図書)、『看護学生のための心理学』(医学書院)、共訳に『うまくやるための強化の原理』(ニ瓶社)など。
27刷
  • 発売日:2005年9月16日
  • 定価:本体840円+税
  • ISBN:4-08-720307-7

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