デジタル・ポピュリズム
操作される世論と民主主義
著者: 福田 直子
あなたの「いいね!」は悪用される。
捏造され、誘導され、分断される現代
 アメリカの大統領選挙やイギリスEU離脱の国民投票では、私たちが無意識のうちに提供している多くの個人情報が選挙キャンペーンや世論形成に利用された。嘘を混ぜたプロパガンダや個人の不安に直接訴える「マイクロ宣伝」といった、巧妙なサイバー戦略は、近い将来行われるであろう日本の国民投票でも使われるのは間違いない。これらによって醸成されたポピュリズムに私たちはどう抗うのか。欧米での徹底的な取材からデジタル時代の民主主義を考える。

[著者情報]
福田直子(ふくだ なおこ)
ジャーナリスト。上智大学卒業後、ドイツのエアランゲン大学にて政治学・社会学を学ぶ。帰国後、新聞社、出版社にて勤務。アメリカとドイツに三〇年住み、ニュース系の媒体に寄稿。著書に『大真面目に休む国ドイツ』(平凡社新書)、『日本はどう報じられているか』(共著・新潮新書)など。

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