「東北のハワイ」は、なぜV字回復したのか
スパリゾートハワイアンズの奇跡
著者: 清水 一利
逆境に勝つ企業の「底力」
炭鉱から観光へ。異端のテーマパークは、震災にも負けなかった!
 ”東北のハワイ”をコンセプトにする福島県いわき市「スパリゾートハワイアンズ」は、年間利用客一五〇万人の人気施設として順調な経営を続けていたが、東日本大震災の影響で二〇一一年度の利用客は三七万人に激減。しかし、震災翌年度に一四〇万人に回復し、二〇一三年度は一五〇万人を超えた。東北の「復興」が途上の中、なぜ短期間でV字回復を達成したのか? 緻密な取材でその秘密を解き明かすとともに、創業時にまで遡って、逞しい企業風土の遺伝子を掘り起こす。

[著者情報]
清水一利(しみず かずとし)
一九五五年生まれ。フリーライター。PR会社勤務を経て、編集プロダクションを主宰。二〇一一年三月一一日、新聞社の企画でスパリゾートハワイアンズを取材中に東日本大震災に遭遇。同所でスタッフや利用客らとともに数日間の被災生活を強いられる。当時の体験を綴った『フラガール 3・11』(講談社)を上梓した。

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