勝てる脳、負ける脳
一流アスリートの脳内で起きていること
著者: 内田 暁 小林 耕太
なぜ、超人的なスーパープレイが生まれるのか?
なぜ、厳しい練習に耐えられるのか?
なぜ、突如としてスランプに襲われるのか?
すべての答えは「脳」にある。
 脳は、肉体を動かす司令部である。一流アスリートの驚異的なパフォーマンスは、脳との絶妙な連携によって可能となる。アスリートたちの厳しい練習は、肉体だけでなく、脳を鍛えるプロセスなのだ。
 本書は、錦織圭をはじめとする超一流テニス選手の事例を中心に、運動=肉体と脳との具体的な関連を解き明かす。スポーツの現場で集めた証言と、神経行動学の最新の知見が結び合わされることで、脳と肉体をめぐる知られざるメカニズムが明らかになる。また、トラウマやイップスなど、いわゆる「メンタル」の問題にも新たな視点を提示する。

[著者情報]
内田 暁(うちだ あかつき)
スポーツライター。テニスを中心に取材し、専門誌「スマッシュ」や各種WEB媒体に寄稿。著書に『錦織圭 リターンゲーム』(学研プラス)。

小林耕太(こばやし こうた)
同志社大学生命医科学部医情報学科准教授。専門は神経科学、神経行動学。二〇〇四年より、カリフォルニア大学ロサンゼルス校博士研究員、〇八年に同志社大着任。感覚運動制御の神経機構を研究。

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