人間の値打ち
著者: 鎌田 實
お金では買えない価値がある。
それが人間なんだ。
人間の値打ちを決める7つの「カタマリ」とは?
 格差社会の中で、自分には生きる価値がないと思わされている人たちが増えている。上司からパワハラをされ、うつ病や自殺に追い込まれる若者もいる。そして、一部の勝ち組だけが、大きな顔をしている。
 本書は、諏訪中央病院での地域医療や東日本大震災の被災地支援、ベラルーシやイラクにおける国際支援を通じて、長年、限界状況に置かれた人々の病苦にむきあってきた鎌田医師が、混迷の時代に、ますます見えにくくなってきた〝人間〟を、根底から問い直した一冊である。
ー著者が提示する、人間の値打ちを決める七つの「カタマリ」とは何か?

[著者情報]
鎌田 實(かまた みのる)
九四八年、東京生まれ。諏訪中央病院名誉院長。日本チェルノブイリ連帯基金理事長、日本・イラク・メディカルネット代表、地域包括ケア研究所所長、東京医科歯科大学臨床教授。二〇〇〇年、『がんばらない』(集英社)がベストセラーに。〇六年、読売国際協力賞、〇九年、ベスト・ファーザー・イエローリボン賞(学術・文化部門)、一一年、日本放送協会放送文化賞を受賞。

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