受験学力
著者: 和田 秀樹
受験勉強で「生きる力」を身につける
2020年大学入試改革は世紀の愚策だ!
 二〇二〇年度から大学入試が変わる。中央教育審議会の答申によると、センター試験は廃止され新テストを導入。すべての国立大学の入試が実質AO入試化される。しかし「従来型の受験学力」を否定し「新しい学力」を求めるこの改革は、格差のさらなる拡大の危険や子供のメンタルヘルスに悪影響をもたらす可能性が非常に高い。そもそも政府が否定する「従来型の学力」は本当に“悪”なのか。子供が受験勉強で身につけるべき能力、これからの時代に必要な力とは何か。精神科医であり、また長きにわたり教育産業に従事してきた視点から多角的かつ詳細に論じる。

[著者情報]
和田秀樹(わだ ひでき)
一九六〇年大阪府生まれ。和田秀樹こころと体のクリニック院長。国際医療福祉大学大学院教授、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師。一九八五年東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローなどを経て現職。著書に『感情的にならない本』『難関大学も恐くない 受験は要領ーたとえば、数学は解かずに解答を暗記せよ』『受験のシンデレラ』『大人のための勉強法』『だから医者は薬を飲まない』など多数。

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