地方議会を再生する
著者: 相川 俊英
“財政破綻寸前”の町が挑んだ、起死回生の議会改革とは?
 各地で相次ぐ政務活動費不正使用や、東京都に象徴される首長と議会の「対立」など、いま、地方政治は国政以上に重要なトピックになっている。
 そんな中、格好のモデルケースがある。長野県飯綱町だ。財政破綻寸前の状態に陥った同町は、「住民参加」「首長に妥協しない議会」を旗印にした議会改革に着手。その成果が認められ、全国の自治体から視察団が殺到する「日本一有名な町議会」となった。本書は、この町の「政治再生のプロセス」を描く。具体的な事例に基づいた地方政治の処方箋であり、「地域再生」への挑戦を綴った感動的なドキュメントでもある。

[著者情報]
相川俊英(あいかわ としひで)
一九五六年群馬県生まれ。地方自治ジャーナリスト。早稲田大学法学部卒業後、放送記者、フリージャーナリストを経て、九七年から「週刊ダイヤモンド」委嘱記者。九九年からテレビ朝日系「サンデープロジェクト」の番組ブレーンを務め、自治体関連の企画・取材・レポートを担当。著書に『反骨の市町村』(講談社)、『トンデモ地方議員の問題』(ディスカヴァー携書)、『奇跡の村 地方は「人」で再生する』(集英社新書)など。

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