経済的徴兵制
著者: 布施 祐仁
SEALDs 奥田愛基氏推薦
「遠い未来の話ではない。これが現代の「徴兵」のカタチ。
自衛隊が良いとか悪いとか言う前に、まずこの現状について、
私たちは知らないといけない。」
 安倍政権が強引な手法で安保関連法案を成立させ、集団的自衛権の行使に付随する「徴兵制」導入への不安が高まるなか、現憲法に反する強制的な兵役制度ではなく、グローバルに拡がる経済格差の余波を受けた貧しい若者たちを軍隊(自衛隊)に志願させる「志願制」、すなわち「経済的徴兵制」が水面下で進行している。本書では自衛隊における経済的徴兵の歴史と現状の詳説に加え、海外派遣に伴う本当のリスクを明らかにし、貧しい若者を経済的利点を餌に勧誘し、戦場に送り込む構造的な“悪制”の裏側に迫る。

[著者情報]
布施 祐仁(ふせ ゆうじん)
一九七六年、東京都生まれ。ジャーナリスト。『平和新聞』編集長。福島第一原発で働く労働者を取材した『ルポ イチエフ ?福島第一原発レベル7の現場』(岩波書店)にて平和・協同ジャーナリスト基金賞、日本ジャーナリスト会議によるJCJ賞を受賞。著書に『日米密約 裁かれない米兵犯罪』(岩波書店)など多数。

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