江戸の経済事件簿
地獄の沙汰も金次第
著者: 赤坂 治績
借金を踏み倒す大名!
儲けすぎて死罪!
お金から見える江戸の人間模様
 赤穂浪士に始まり、歌舞伎や近松門左衛門の文楽、落語などに出てくる、江戸時代に日本各地で起きた様々な金銭がらみの事件や出来事。江戸文化研究家が、それらが描かれた歌舞伎、文楽、落語、浮世絵などを取り上げながら近代資本主義以前の江戸の経済について多角的な視点でわかりやすく解説する。
 豪商から貧乏サムライ、遊郭の遊女、賄賂に宝くじまで、お金をめぐる江戸の人間模様を通じて、資本主義の行き詰まりがささやかれる今、経済と金の実相を江戸に学ぶ。

[著者情報]
赤坂治績(あかさか ちせき)
一九四四年山梨県生まれ。江戸文化研究家、演劇評論家。劇団前進座、「演劇界」編集部を経て独立。歌舞伎、浮世絵をはじめ江戸文化を中心とした著述を行っている。『完全版 広重の富士』(集英社新書ヴィジュアル版)、『江戸っ子と助六』『知らざあ言って聞かせやしょう』(新潮新書)、『ことばの花道-暮らしの中の芸能語』(ちくま新書)、『歌舞伎ことばの辞典』(講談社)など著書多数。

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