日本は世界一の「医療被曝」大国
著者: 近藤 誠
放射線検査による発がんリスクは世界一!
たった一回のCT検査でも発がん率は上がる!
 日本は一定人口当たりの放射線検査件数が他国に比べても突出して多い。実際に、放射線検査の代表格であるCTの人口一〇〇万人当たりの設置台数は圧倒的に世界一であり、イギリスの調査によれば、エックス線検査による発がんリスクの推定値も世界一と言われている。
 健康な人が、病気を早期発見するために受ける医療行為によって、かえって発がんリスクを高めているという皮肉な事実-。しかも医療被曝には、原発作業員のような年間の被曝線量限度は設けられておらず、被曝線量は青天井となっている。
 これまで「がん治療」に警告を発してきた著者が、専門である放射線科の知識を駆使し、医療被曝の闇を暴く!

[著者情報]
近藤 誠(こんどう まこと)
一九四八年生まれ。医師。七三年慶應義塾大学医学部卒業。同年、同大学医学部放射線科入局。八三年に講師となり、二〇一四年三月に同大医学部を定年退職。現在、「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を運営。著書は、『患者よ、がんと闘うな』『医者に殺されない47の心得』『近藤誠の「女性の医学」』など多数。

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