「朝日新聞」問題
著者: 徳山 喜雄
「朝日新聞よ、原点に帰れ!」
現役社員による、徹底検証
なぜ間違ったか。なぜ謝れなかったか。
 現役の朝日新聞社員である著者は、若手記者時代、阪神支局襲撃事件やサンゴ損傷事件を間近で体験し、その教訓をジャーナリスト活動の原点とした。しかし、慰安婦報道(吉田証言)、原発報道(吉田調書)をめぐって明るみに出た朝日新聞の「誤報」は、過去の事件に勝るとも劣らない衝撃的な出来事であった。
「もう一度、原点に戻って考えなければならない」という思いで書き下ろされた本書では、当時の記事や第三者委員会の報告書等を仔細に分析し、当事者の立場から、厳しく、真摯に一連の問題を検証する。

[著者情報]
徳山喜雄(とくやま よしお)
一九五八年生まれ。朝日新聞記者。ベルリンの壁崩壊など一連の東欧革命やロシア・旧ソ連諸国の解体、中国、北朝鮮など旧共産圏を数多く取材。著書に『安倍官邸と新聞 「二極化する報道」の危機』『報道危機』(集英社新書)、『フォト・ジャーナリズム』(平凡社新書)、共著に『新聞と戦争』(朝日新聞出版)など。

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