日本映画史110年
著者: 四方田 犬彦
日本映画のすべてがここに濃縮。
活動写真からトーキーへ、小津、黒澤、ゴジラ、裕次郎、
ジブリや北野やJホラーまで!
 日本映画史の全貌を明らかにした集英社新書『日本映画史100年』(二〇〇〇年刊行)。映画ファンの座右の書として、映画を学ぶ人必携のテキストとして、長きにわたり版を重ねてきた。
 そして刊行から一〇年以上。この間、日本映画は劇的な変貌を遂げた。製作本数の激増、フィルムからデジタルデータへの記録媒体の変化、インターネット配信への配給……本書はそうした日本映画を巡る近年の状況を踏まえ、最新の研究成果も織り込みながら、新たなる論考を加えた増補改訂版にして決定版である。

[著者情報]
四方田犬彦(よもた いぬひこ)
一九五三年大阪府生まれ。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。批評家として、映画、文学、漫画、都市論、アジア論といった幅広い領域で活動を続けている。映画関係の主な著書に『電影風雲』(白水社)、『日本映画のラディカルな意志』(岩波書店)、『大島渚と日本』(筑摩書房)がある。また『日本映画は生きている』全八巻(岩波書店)を編集した。一九九八年『映画史への招待』(岩波書店)でサントリー学芸賞受賞。二〇一四年『ルイス・ブニュエル』(作品社)で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

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