縄文人からの伝言
著者: 岡村 道雄
縄文・弥生
「日本人の本当のルーツ」はどっちだ?
 縄文と弥生は断絶していなかった! 我々の古代観を一変させた縄文研究の第一人者が、居住環境、流通システム、葬送の儀礼他、現代日本と縄文の連続性を全く独自の切り口から考察。
 著者は、通説に真っ向から抗い、弥生ではなく縄文に日本人のルーツを求める。今日の日本人にも通じる「自然物に根ざした食生活」や「共同体の祈りや祭り」、そして、一万年も平和が続いた奇跡の時代に我々が教えられることとは? 大胆な論考から、縄文時代に現代人が学ぶべきことを探る。

[著者情報]
岡村道雄(おかむら みちお)
一九四八年、新潟県生まれ。考古学者。三内丸山遺跡の発掘調査などに関わり、縄文研究者として知られる。東北大学大学院史学専攻修了。宮城県東北歴史資料館、文化庁、奈良文化財研究所などで勤務。現在は「杉並の縄文人」として、縄文的な生活の実践に務めている。主な著書に『縄文の生活誌』(講談社学術文庫)、『旧石器遺跡「捏造事件」』(山川出版社)など。

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