釈迦とイエス 真理は一つ
著者: 三田 誠広
釈迦の「諦」イエスの「隣人愛」その教えには意外な共通点があった!
 病や老いといった根源的問題から、経済の停滞、貧困、国家間の対立まで、現代に生きるわたしたちは日々、様々な困難に直面している。それらの問題にどのように対峙するべきだろうか。本書では、その指針を釈迦とイエスの言葉から探る。
 仏教とキリスト教というふたつの宗教が伝播していく過程や時代背景などを踏まえ、釈迦の教えからは「諦」の概念を、イエスの教えからは「隣人愛」の概念を具体的に解説。作家の視点から、ふたりの教祖の教えの意外な共通点を見いだし、これからのわたしたちの生き方の道標となるような、新たな人生観を考える。

[著者情報]
三田誠広(みた まさひろ)
作家。一九四八年生まれ。早稲田大学文学部卒業。一九七七年『僕って何』で芥川賞受賞。早稲田大学文学部客員教授を経て、武蔵野大学文学部教授。日本文藝家協会副理事長。日本ペンクラブ理事。著書に『マルクスの逆襲』『実存と構造』(集英社新書)、『数式のない宇宙論 ガリレオからヒッグスへと続く物語』(朝日新書)など多数。

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