書物の達人 丸谷才一
著者: 川本 三郎 湯川 豊 岡野 弘彦 鹿島 茂 関 容子 菅野 昭正
「文学」そのものであったひと。
小説、随筆、書評、翻訳、連句…すべてに最高の作品を遺した文学者を、各界の第一人者が論考。
 小説、随筆、書評、翻訳、連句など幅広い領域で活躍し、まさに文学における「達人」であった丸谷才一。その文学世界を解読して大好評を博した連続講演(世田谷文学館 二〇一三年)を書籍化。菅野昭正、川本三郎、湯川豊、岡野弘彦、鹿島茂、関容子という、各界の第一人者であり、かつ生前の丸谷と親交が深かった豪華講師陣が、丸谷文学の全貌を多角的に明らかにする。
 文芸評論、書評、和歌、フランス文学、歌舞伎……視点の異なる各論考が丸谷才一で一本につながり、大文学者の多彩な魅力が改めて浮かび上がる。生前の丸谷との貴重なエピソードも収録。

[著者情報]
菅野昭正(かんの あきまさ)
フランス文学者。世田谷文学館館長。一九三〇年神奈川県生まれ。

川本三郎(かわもと さぶろう)
評論家。一九四四年東京都生まれ。

湯川 豊(ゆかわ ゆたか)
文芸評論家。元文藝春秋編集者。一九三八年新潟県生まれ。

岡野弘彦(おかの ひろひこ)
歌人。國學院大學名誉教授。一九二四年三重県生まれ。

鹿島 茂(かしま しげる)
フランス文学者。明治大学教授。一九四九年神奈川県生まれ。

関 容子(せき ようこ)
エッセイスト。東京都生まれ。

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