ザ・タイガース 世界はボクらを待っていた
著者: 磯前 順一
デビューから解散まで膨大な資料を通して彼らの真実に迫る!
 ザ・タイガースは一九六〇年代後半の音楽ブーム「グループ・サウンズ(GS)」を牽引したトップグループ。本書は、ジュリーこと沢田研二をはじめとしたメンバー達の上京からグループ解散までの約五年にわたる全軌跡を、膨大な資料を駆使し活写する。
 彼らが活躍した背景には、ザ・ビートルズ来日、ヒッピームーブメント、ベトナム反戦運動といった出来事や、高度成長期を迎えて大きく変わっていく日本の姿が重なる。
 ザ・タイガースの想い、苦悩、そしてあの時代がよみがえる、渾身の一冊。

[著者情報]
磯前順一
一九六一年生まれ。国際日本文化研究センター准教授。文学博士(東京大学)。宗教・歴史研究。著書に『喪失とノスタルジア-近代日本の余白へ』(みすず書房)、『宗教概念あるいは宗教学の死』(東京大学出版会)、『どこにもいないあなたへ: 恋愛と学問についてのエッセイ』(秋山書店)、『閾の思考 : 他者・外部性・故郷』(法政大学出版局)などがある。

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