金融緩和の罠
著者: 藻谷 浩介 河野 龍太郎 小野 善康 萱野 稔人(インタビュー・編)
劇薬の処方箋
第一線のエコノミストたちがアベノミクスにNO!
 アベノミクスでにわかに注目をあびる金融緩和政策。しかし、「日銀が大量にマネーを供給すれば、景気が回復する」というのは机上の空論だ。「失われた二〇年」をもたらした本当の理由を覆い隠し、かりそめのバブルを引き起こすだけではないか。
 しかも副作用の大きさは計り知れない。国債の信用喪失に始まる金融危機、制御困難なインフレなど、さまざまなリスクを第一線のエコノミスト・経済学者らが、哲学者と徹底的に討論。
 金融緩和の落とし穴を見極め、真の日本経済再生への道筋を描き出す!

[著者情報]
藻谷 浩介(もたに こうすけ)
一九六四年生まれ。(株)日本総合研究所調査部主席研究員。主な著書に『デフレの正体』など。

河野 龍太郎(こうの りゅうたろう)
一九六四年生まれ。BNPパリバ証券経済調査本部長・チーフエコノミスト。

小野 善康(おの よしやす)
一九五一年生まれ。大阪大学社会経済研究所教授。経済学博士。

萱野 稔人(かやの としひと)
一九七〇年生まれ。津田塾大学国際関係学科准教授。博士(哲学)。

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