荒天の武学
著者: 内田 樹 光岡 英稔
荒れた世にこそ武術の知恵は生きる!
内田樹×光岡英稔
武人対談
 武術において想定外は許されない。不意の事態に際して、最適な答えを常に求められるのが武術本来の在り方だ。その精神は危機の時代、先が読めない荒天の世にこそ真価を発揮する。現代思想家・内田樹は合気道七段の武道家でもある。その内田が注目するのが中国武術韓氏意拳の光岡英稔。光岡は十一年にわたるハワイでの武術指導歴を持ち、きれい事ではない争闘の世界を歩いてきた。本書はふたりの対話を通じ、護身、闘争という狭い枠にとどまらない、武術に秘められた荒天の時代を生きぬくための知恵を提示する。
『荒天の武学』(内田樹/光岡英稔著)書評=「一寸先は武の世界」名越康文(精神科医)

[著者情報]
内田 樹(うちだ たつる)
一九五〇年東京都生まれ。神戸女学院大学名誉教授。思想家・武道家。専門はフランス現代思想、武道論等。著書に『武道的思考』(筑摩選書)等多数。

光岡 英稔(みつおか ひでとし)
一九七二年岡山県生まれ。日本韓氏意拳学会会長。多くの武術・武道を学び十一年間ハワイで武術指導。共著に甲野善紀との『武学探究』(冬弓舎)等。

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