日本の聖地ベスト100
著者: 植島 啓司
熊野、伊勢、出雲から穴場的スポットまで、学者がランキング!
絶対に行くべき、パワースポットはここだ!
 日本には、数多くの魅力的な聖地が点在している。神道や仏教、修験の社殿がある場所もあれば、磐座やストーンサークルが残された場所もあり、その姿はさまざまだ。しかし、特別な気配の感じられる場所という点では共通している。それらは、古来人々が神に対して祈りを捧げたか、神の臨在を得た場所なのである。それらはどこにあるのか? どうすればそこにたどり着けるのか。
 日本の聖地をたどることは、この国の輪郭がどのように形成されたのかを探る旅でもある。30年以上の調査にもとづき、必ず訪れるべき日本の聖地をランキングしつつ解説する。
「青春と読書」(2012年5月号より)
に掲載したエッセイを再掲載
「『日本の聖地ベスト100』をめぐって」
【目次】

日本の聖地ランキング一覧
旅のはじめに
第一章 室生寺・長谷寺
第二章 日光・瀧尾神社
第三章 宇佐・国東半島
第四章 忍路(小樽)から 楯築(岡山)まで
第五章 大湯・黒又山
第六章 立石寺から出羽三山へ
第七章 熊野
第八章 吉野から高野山へ
第九章 高知足摺岬
第一〇章 伊勢・志摩
第一一章 出雲
第一二章 六甲巨石群
第一三章 阿蘇・高千穂
第一四章 沖縄・南西諸島
旅の終わりに

[著者情報]
植島 啓司(うえしま けいじ)
一九四七年東京生まれ。宗教人類学者。東京大学卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了後、シカゴ大学大学院に留学、ミルチャ・エリアーデらのもとで研究する。関西大学教授、NYのニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチ客員教授などを歴任。七〇年代から国内外で宗教人類学調査を続けている。『聖地の想像力』『世界遺産 神々の眠る「熊野」を歩く』『偶然のチカラ』『生きるチカラ』『「頭がよい」って何だろう』他、著書多数。

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