名士の系譜
日本養子伝
著者: 新井 えり
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世襲の濫用、罷り成らぬ!
バカな実子より、賢い他人!
 気づけば政治家から芸能人まで「二世」「世襲」が普通の世の中に。だが、森鴎外、幸田露伴、吉田茂、湯川秀樹などなど、日本の近代史を省みれば偉人の多くは養子縁組の流れから生み出されてきたという事実がある。かつて日本では才能のある他人を養子に迎え、家、店の維持発展をはかることは通例だったのだ。本書は幕末から昭和まで、養子縁組の中から輩出された傑物たちがいかに近代日本の礎を築いたかを紹介し、ひいては日本の伝統に秘められた「人を育てる」智恵を再考する。バカな実子より、賢い他人! そして、これは 悪しき世襲 が跋扈する、現代に向けた警世の書でもある。

[著者情報]
新井 えり(あらい えり)
東京生まれ。早稲田大学、同大学大学院で英語・英文学を学ぶ。青山学院大学非常勤講師。日本人論、言語文化論、人生論などを中心に執筆活動を行っている。著書に『品格のつくられかた 日本人が大切にしてきた「モラル」の伝承』『人が動くリーダーの座標 佐藤一齋「言志四録」に学ぶ』『幸せはゆっくりゆっくりやってくる!』(以上グラフ社)、『技術の英語 文化の英語』(中央公論新社)ほか。
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