欲望する脳
著者: 茂木 健一郎
愛の欲求、金銭欲、利己主義……現代社会を欲望から読みとく決定的論考!脳科学が人間の本性に迫る。
 人は誰もが欲望に突き動かされて生きている。社会も、ますます人の欲望を反映したものとなりつつある。では、欲望と欲望がぶつかり合うとき何が起こるのか。人は自らの欲望と、どう付き合いながら生きればよいのか。孔子が論語で述べた、「自分の心の欲する所に従っても倫理的規範から逸脱しない(七十而従心所欲、不踰矩)」境地とは?
 欲望をめぐるさまざまな思考から、私たち人間の本質に迫る。人気脳科学者が具体例を挙げながらしなやかに論じる決定的論考。

[著者情報]
茂木 健一郎(もぎ けんいちろう)
 一九六二年東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。二〇〇五年、『脳と仮想』で第四回小林秀雄賞を受賞。『脳とクオリア』『生きて死ぬ私』『ひらめき脳』ほか多数の著書がある。

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