脚本家・橋本忍の世界
著者: 村井 淳志
『七人の侍』を書いた男!『羅生門』『私は貝になりたい』『切腹』『白い巨塔』『八甲田山』『砂の器』…。日本映画史上、不朽の傑作群の魅力!
 戦後日本でもっとも偉大な脚本家は誰かと問われたとき、それが橋本忍であると断言しても異論はないだろう。『七人の侍』、『羅生門』、『真昼の暗黒』、『私は貝になりたい』、『切腹』、『白い巨塔』、『日本のいちばん長い日』、『八甲田山』、『砂の器』……。
本書が取り上げたこれらの作品は、映画史に燦然と輝く傑作であると同時に、その上映自体がある種の社会的事件でもあった。橋本忍本人へのインタビューをふんだんに盛り込みながら、当時の社会や人々の意識に大きなインパクトを与えた作品群の魅力に迫る、映画ファン必携の一冊!

[著者情報]
村井 淳志 (むらい あつし)
 一九五八年生まれ。名古屋市出身。東京都立大学大学院博士課程(教育学)単位取得退学。金沢大学教育学部教授。専門は社会科教育論。著書に『学力から意味へ』(草土文化)、『歴史認識と授業改革』、『「いのち」を食べる私たち』、『性の授業 死の授業』(金森俊朗との共著、以上、教育史料出版会)、『いのちって何だろう』(坂下ひろこ・佐藤真紀との共著、コモンズ)がある。
  • 発売日:2005年8月17日
  • 定価:本体660円+税
  • ISBN:4-08-720305-0

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