ジョイスを読む
―二十世紀最大の言葉の魔術師
著者: 結城 英雄
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現代文学の最高峰ジェイムズ・ジョイス。難解というイメージを覆す「楽しむ」入門書
 二十世紀西欧を代表するアイルランドの作家ジェイムズ・ジョイスは、現代文学の前衛として、新しい文体を創り出し、小説形式の革新を図って表現の可能性を追求した。ジョイス以後の作家はみな彼の影響を受けていると言ってもいいだろう。貧困、重い眼病と深酒、娘の狂気などに苦しみながら、大陸を放浪しつつも常にダブリンを舞台に、精力的に小説を書き続けた。そこに描かれた宗教、植民地支配、民族主義、ユダヤ人問題、文芸、愛と性などは、なお今日の問題として重要である。本書では、ジョイスの生涯と主要四作品、猥褻裁判を含めた文学的評価を簡潔に紹介し解説する。「難解」といったイメージを覆す、なにより「ジョイスを楽しむ」入門書。

[著者情報]
結城 英雄(ゆうき ひでお)
一九四八年、群馬県生まれ。東京大学大学院修士課程修了。法政大学文学部 教授。英文学者。日本ジェイムズ・ジョイス協会常任委員。ジョイスを知ることで味わう喜びを一人でも多く共有してほしいと精力的に活動し、『ジェイムズ・ジョイス事典』(共訳、松柏社)やジョイス『ダブリンの市民』(岩波文庫)の翻訳、『アルビオンの彼方で』(共著、研究社出版)『「ユリシーズ」の謎を歩く』(サントリー学芸賞受賞、集英社)などの著作がある。
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