いちばん大事なこと
―養老教授の環境論
著者: 養老 孟司
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Clip to Evernote
環境問題こそ最大の政治問題。
環境問題のむずかしさは、まず何が問題なのか、きちんと説明するのがむずかしいことにある。しかし、その重大性は、戦争、経済などとも比較にならない。百年後まで人類がまともに生き延びられるかどうかは、この問題への取り組みにかかっているとさえいえる。だからこそ、環境問題は最大の政治問題なのである。そもそも「人間社会」対「自然環境」という図式が、問題を見えにくくしてきたし、人間がなんとか自然をコントロールしようとして失敗をくりかえしてきたのが、環境問題の歴史だともいえる。本書は、環境省「二一世紀『環の国』づくり会議」の委員を務め、大の虫好きでもある著者による初めての本格的な環境論であり、自然という複雑なシステムとの上手な付き合い方を縦横に論じていく。

[著者情報]
養老 孟司(ようろう たけし)
一九三七年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業、同大学院博士課程修了。九五年東京大学医学部教授を退官。北里大学教授。東京大学名誉教授。専門は解剖学。二〇〇一年環境省「二一世紀『環の国』づくり会議」委員に。著書に『唯脳論』(青土社)、『形を読む』(培風館)、『バカの壁』(新潮新書)、『養老孟司の〈逆さメガネ〉』(PHP新書)、『からだの見方』(筑摩書房)、『身体の文学史』(新潮社)など社会時評から科学論、文学論まで多数。
  • 発売日:2003年11月14日
  • 定価:本体740円+税
  • ISBN:4-08-720219-4
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Clip to Evernote

カテゴリー別新書リスト

クリックするとカテゴリーの新書一覧に移動します。