ピカソ
著者: 瀬木 慎一
二十世紀最大の芸術家の作品と愛!!その飽くことを知らない創造の源泉に迫る。ピカソ本人とも親交のあった第一人者による本格的評伝。
二十世紀最大の芸術家ピカソ!
その巨大で迷路のごとき作品世界を、創作と人生に大きな影響を与えた女性たちとの関 わりを通して浮き彫りにする。「人間」を生涯のテーマとしたピカソにとって、描いた女性はモデル以上の精神的な存在であり、女性がかわるごとにその芸術も大きく変化していったのである。
 一九六一年の「ピカソ展」、六二年の「ピカソ・ゲルニカ展」、六四年の大回顧展の企画実行者を務めて以来、ピカソ、ジャクリーヌ夫人、娘マヤ、孫マリーナ、そして画商カーンワイラーとも深く親交のあった著者が、没後三十年を経てなお「前衛」としてあり続ける巨人の真実に迫る。

[著者情報]
瀬木慎一(せぎ しんいち)
一九三一年東京生まれ。五三年から美術評論家として活躍。総合美術研究所所長。著書に『名画の値段』『西洋名画の値段』(以上新潮社)、『戦後空白期の美術』『アヴァンギャルド芸術』(以上思潮社)、『日本美術事件簿』『西洋美術事件簿』(以上二玄社)、『日本美術の社会史』(里文出版)など多数。『ピカソ美術館』全4巻(集英社)編著者。
  • 発売日:2003年8月21日
  • 定価:本体680円+税
  • ISBN:4-08-720206-2

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