クルド人 もうひとつの中東問題
著者: 川上 洋一
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パレスチナとならぶ中東の大きな火種クルド!!「千のため息、千の涙、千の反乱、千の希望」
祖国なき最大の民といわれるクルド人。居住地域はクルディスタンと呼ばれ、おもにトルコ、イラン、イラクにまたがり、面積はフランス一国にも匹敵する。さらにその人口は二五〇〇万人とも推定され、パレスチナ人約八〇〇万を大きくしのぐ。クルドの名は、古代シュメールにまで遡り、かのイスラムの英雄サラディンもクルド人であった。十九世紀末以降、自治、独立を求める戦いを激しく繰り返すが、常に居住国の中央政府、西欧列強、近隣諸国の利害に翻弄されつづけ、分断されてきた。九一年の湾岸戦争後、クルドはようやく日本でも報道されるようになるが、問題の大きさに比べて、その認識はまだまだ低い。本書は、パレスチナとならぶ中東地域における大きな火種のひとつ、クルド問題に光をあてるものである。

[著者情報]
川上 洋一(かわかみ よういち)
一九三八年、中国・青島市生まれ。諏訪東京理科大学教授。六二年、東京大学法学部卒業、朝日新聞社入社。経済部を経て、主として外報部勤務。八五?八八年中東アフリカ総局長、九〇?九二年ニューヨーク支局長を務める。九八年退社。著書に『国連を問う』(NHKブックス)、『中東の挑戦』(共著)、『日本とアメリカ』(共著、以上朝日新聞社)など。
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