「私の絵をグルジアに飾る必要はない。なぜならピロスマニがいるからだ」と、かのパブロ・ピカソに言わしめた孤高の画家ニコ・ピロスマニ。
一八六二年に東グルジアの貧しい農家に生まれ、日々の糧とひきかえに酒場に飾る絵や看板を描き、一九一八年、孤独の内に亡くなったと伝えられる。
作風はイコン(聖画像)の系譜をひき、今も多くの人を魅了し続けている。本書はオールカラーでその代表作を完全収録。漂泊する天才の魅力を余すところなく伝える。
[著者情報]
はらだ たけひで
一九五四年、東京都生まれ。絵本作家。一九九二年『フランチェスコ』でユニセフ=エズラ・ジャック・キーツ国際絵本画家最優秀賞受賞。主な作品に、『大きな木の家ーわたしのニコ・ピロスマニ』『放浪の画家ニコ・ピロスマニー永遠への憧憬、そして帰還』『こころには森があるーパシュラル先生のはるかな旅』(すべて冨山房インターナショナル)がある。一九七五年より岩波ホールに勤務。