<ヴィジュアル版>
ニッポン景観論
著者: アレックス・カー
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壊してはいけない”眺め”がある。
 京都の名所旧跡周辺の路上にも、醜悪な電柱と電線が張り巡らされている--。
 1960年代以降、日本国土は開発により「近代的」に変わり始めた。伝統的な景観がさまざまな形で壊されていく様子を、著者は”国際的な目線”で見続けてきた。
 本書は、全国で撮影した「醜悪な建築」「邪魔な工業物」「過剰な看板」などの写真を並べながら、日本の景観が壊されてしまう構造を論じ、貴重な観光資源を破壊する国家的損失を指摘し、美しい景観を取り戻すにはどうすればいいのかを提言する、異色のヴィジュアル文明批評である。
第5回(平成26年度)不動産協会賞を受賞

[著者情報]
アレックス・カー(Alex Kerr)
東洋文化研究者。1952年、米国生まれ。イェール大学日本学部卒業後、慶応義塾大学国際センターで日本語研修。77年から京都府亀岡市に居を構え、書や古典演劇、古美術など日本文化の研究に励む。2000年代に京都の町家が壊されていることを懸念して、修復し宿泊施設として開業。2010年から景観と古民家再生のコンサルティングを地方に広げ、徳島県祖谷、長崎県小値賀町、奈良県十津川村などで、十数軒を改修して滞在型観光事業を営む。著書に『美しき日本の残像』(朝日文庫、94年新潮学芸賞)、『犬と鬼』(講談社)など。
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