<ヴィジュアル版>
江戸を歩く
著者: 田中 優子 石山 貴美子(写真)
すぐそこに、江戸がある。江戸学者・田中優子と写真家・石山貴美子が現代の東京の背後にとらえた、記憶の風景。
 東京の街を歩いてみると、身近な場所に江戸の名残を発見できる。千住、浅草、深川、日本橋、神田、本郷、品川……。「記憶の風景」をもとめ、江戸学者・田中優子と写真家・石山貴美子が、歩く! 見る! 感じる! 四季に彩られた水の流れ、祭りの風景、人々の日常のたたずまいの中からは、江戸の賑わいが聴こえてくる。そして、近代におしつぶされてきた江戸のうめき声さえもが。江戸をめぐる鎮魂と癒しの旅へ。

[著者情報]
田中優子(たなか・ゆうこ)
 一九五二年横浜生まれ。法政大学社会学部教授(近世文化・比較文化)。著書に『江戸の恋』『樋口一葉「いやだ!」と云ふ』(集英社新書)、『江戸の想像力』(ちくま学芸文庫)ほか多数。『江戸百夢』(朝日新聞社)で芸術選奨文部科学大臣賞、サントリー学芸賞受賞。〇五年紫綬褒章受章。

石山貴美子(いしやま・きみこ)
 一九四七年秋田県生まれ。写真家。(株)面白半分に勤務の後、独立。写真集に『石山貴美子写真帖 1984ー2005 五木寛之「流されゆく日々」より』(新宿書房)。
  • 発売日:2005年11月17日
  • 定価:本体1000円+税
  • ISBN:978-4087203165

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