新・都市論TOKYO
著者: 隈 研吾 清野 由美
バブルが崩壊した。世紀が変わった。そして、大規模再開発が始まったー。を読み解く!
 景気回復の実感はいまだ薄い。にもかかわらず、東京では空前の大規模再開発が進行中だ。林立する高層ビル、変貌する街の風景。これは、本当に “東京の再生” につながるのだろうか?
「都市は失敗の集積にほかならない。失敗を重ねた都市ほど偉大な都市だ」と語る建築家が、二一世紀TOKYOを象徴する、五つのスポットを巡った。汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田。そこに見えてきたのは、どんな「失敗」と「未来」の姿だったのか?

[著者情報]
隈 研吾(くま けんご)
 一九五四年生まれ。建築家。慶応大学理工学部教授。べネディクタス賞、村野藤吾賞など内外で受賞多数。著書に『負ける建築』(岩波書店)ほか。

清野 由美(きよの ゆみ)
 一九六〇年生まれ。ジャーナリスト。都市開発、デザイン、ライフスタイルなど幅広く取材。著者に『ほんものの日本人』(日経BP社)ほか。

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