プーチンに勝った主婦
マリーナ・リトビネンコの闘いの記録
著者: 小倉 孝保
夫アレクサンドル・リトビネンコは放射性物質によってプーチンに暗殺されたのか? 
その真相を明らかにするため、妻マリーナは立ち上がった。
この動きを妨害する英国、ロシアという大国の壁を乗り越え、主婦がプーチンに挑み勝利するまでの過程を、マリーナと親交がある著者が克明に描き出す。
同時に、ウクライナ侵攻に踏み切ったプーチンの特殊な思考回路や性格、そのロシアとの外交に失敗した国際政治の舞台裏、さらに国家に戦いを挑んだ個人の姿と夫婦の愛を描く、構想12年の大作ノンフィクション!

小倉孝保 (おぐら たかやす)
1964年、滋賀県生まれ。1988年、毎日新聞社入社。カイロ支局長や欧州総局長、外信部長を歴任して現在、論説委員兼専門編集委員。
英外国特派員協会賞や小学館ノンフィクション大賞、ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞。
主な著書に『ロレンスになれなかった男 空手でアラブを制した岡本秀樹の生涯』『十六歳のモーツァルト 天才作曲家・加藤旭が遺したもの』『踊る菩薩 ストリッパー・一条さゆりとその時代』『35年目のラブレター』など。

ジャーナリスト・青木理氏推薦
「夫を暗殺された妻がプーチン大統領と闘う姿を通して、国家と組織と個人、そして正義と自由と人間存在の根源という深淵な命題に正面から迫った秀作!」

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