性風俗シングルマザー
地方都市における女性と子どもの貧困
著者: 坂爪 真吾
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「彼女たちは、なぜ、その仕事をやめられないのか?」

経済的困窮におかれたシングルマザーの中で、デリヘルなどの性風俗店で働く人たちが増えている。
首都圏に比べて賃金も低い、働き口も少ない、行政の公的サービスも十分でないという地方都市において、「性風俗シングルマザー」はどのように仕事と育児をこなし、貧困から脱出しようともがいているのか?

【主な内容】
・子供たちがひしめきあう託児所
・風俗で働いていることを隠して結婚
・子育て支援の充実した隣町に引っ越し
・高時給の仕事を探し、いつの間にかデリヘルに
・離婚できない「隠れシングルマザー」
・接客中に保育園から電話がかかってくる
・スマホで分娩の方法を調べて自宅出産
・「最悪の客」に指名される
・最初の仕事で性暴力被害に
・足りないのは「夫」でも「お金」でもない
・財政難の地方都市が貧困の連鎖を断つためには

【目次】
はじめに
第一章 地方都市の風俗店で生きるシングルマザー
第二章 生活と子育てを安定させるために
第三章 義実家という名の牢獄
第四章 たった一人の自宅出産
第五章 彼女たちが「飛ぶ」理由
第六章 「シングルマザー風俗嬢予備軍」への支援
第七章 風俗の「出口」を探せ
第八章 「子どもの貧困」と闘う地方都市
終章  「家族」と「働く」にかけられた呪いを解く
おわりに
シングルマザーが生活や仕事で困った時の相談窓口

【著者プロフィール】
坂爪真吾(さかつめ しんご)
1971年、新潟生まれ。一般社団法人ホワイトハンズ代表理事。東京大学文学部卒。
新しい「性の公共」をつくるという理念の下、重度身体障がい者に対する射精介助サービス、風俗店で働く女性の無料生活・法律相談事業「風テラス」などで現代の性問題の解決に取り組んでいる。
2014年社会貢献者表彰。著書に『はじめての不倫学』『性風俗のいびつな現場』『セックスと障害者』『セックスと超高齢社会』『「身体を売る彼女たち」の事情』など。
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