本当はこわい排尿障害
著者: 高橋 知宏
その陰部の痒み、排尿障害かもしれません! ~ 泌尿器科の専門医が解き明かす「膀胱と排尿の秘密」~

わが国の人口の約10%、中高年に限って言えば約半数が何らかの「排尿障害」を抱えている、と著者の高橋知宏医師は言う。
しかもその症状は、 頻尿や尿漏れ、排尿時の痛み、残尿といったものにとどまらない。
慢性膀胱炎や慢性前立腺炎、デリケートゾーンの痒み・痛み・痺れ、一見、排尿とは無関係に思える胃痛や腰痛、坐骨神経痛、下痢症、尿臭過剰、顔の痒み、めまい、ドライアイ……などなど多岐にわたるというのだ。
問題はこの現実が一般にほとんど認知されていないこと。
「膀胱の出口が十分に開かない」ことに着目した治療により、全国から「シモの悩み」を抱えた患者が訪れるこの道40年の泌尿器科医が、排尿障害の驚くべき症例と治療経験を紹介。
膀胱と排尿トラブルの知られざるメカニズムを解説した、排尿に違和感のあるすべての人に贈る一冊。

●目次
第1章 陰嚢が痒い!
第2章 排尿障害の治療に挑む!
第3章 膀胱は不思議な臓器
第4章 初めての学会発表
第5章 すべて排尿障害が原因だった
第6章 前立腺と排尿障害          

●著者プロフィール
高橋 知宏(たかはし ともひろ)1952年、東京都出身。日本泌尿器科学会専門医。東京慈恵会医科大学卒業後、大学病院や市民病院、救急病院などを経て、1990年に東京・大田区に高橋クリニックを開設。
その独自の治療法の求め、全国から年間約1000人の患者が訪れる。著書に『もうおしっこで悩まない──切れの悪い尿は怖い病気のシグナルだった!!』など

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