産業医が見る過労自殺企業の内側
著者: 大室 正志
のべ3万人の社員を診てきた産業医が警告
死ぬまで働く人、働かせる会社には共通する構造がある!
 パソコン・モバイル機器を四六時中使う現代人の脳は「バッテリー容量は同じなのにアプリだけ増えているスマホ状態」で、人類は今、史上最も脳が疲れる生活を送っている。そこに長時間労働や会社の人間関係・トラブルなどでストレスが加わると、「コップから水があふれるように」人はうつ状態になり、最悪、自殺に追い込まれる。自殺する社員とはどんなタイプか、社員を自殺させる会社の問題点は何か? 約三〇社の産業医を務め、のべ数万人の社員を診てきた著者が、過労自殺の原因と対処法を教える現代人必読の一冊。

[著者情報]
大室正志(おおむろ まさし)
一九七八年、山梨県生まれ。医療法人社団 同友会 産業医室勤務。産業医科大学医学部医学科卒業。都内の研修病院勤務を経て、産業医科大学産業医実務研修センター、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社統括産業医を経験し現職。専門は産業医実務。メンタルヘルス対策、インフルエンザ対策、生活習慣病対策など企業における健康リスク低減にも従事する。現在日系大手企業、外資系企業、ベンチャー企業、独立行政法人など約三〇社の産業医を担当。

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