チョコレートはなぜ美味しいのか
著者: 上野 聡
チョコレートは食べる結晶?透明な牛乳がつくれる?
「美味しい」科学、食品物理学の全貌!
 チョコレートやアイスクリームなど様々な食品の「食感」を微粒子の結晶構造から解析し、その理想形を追究する食品物理学。そこには素粒子物理同様、今日の物理学をリードする最先端の研究が活かされていることは意外と知られていない。
 食品物理学が実現してきた、様々な「食感」とは? 本書ではチョコレート以外にもマーガリンやマヨネーズといった様々な食品を対象に、宇宙物理との意外な関係など、最先端をいく「美味しい」物理の世界を徹底解明する。

[著者情報]
上野 聡(うえの さとる)
食品物理学者。一九六一年神奈川県生まれ。広島大学大学院生物圏科学研究科生物機能開発学専攻食資源科学講座教授。広島大学大学院生物圏科学研究科博士課程後期修了。同生物生産学部講師、助教授を経て二〇一〇年生物圏科学研究科教授。専門は食品油脂の物性・状態変化の観察。チョコレートやマーガリン中での油脂の状態を調べたり、品質が劣化する際の油脂成分の変化などを調べている。

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