普天間・辺野古 歪められた二〇年
著者: 宮城 大蔵 渡辺 豪
「辺野古移設」は虚構だ。
沖縄と“本土”、いま明かされる「返還合意」後の舞台裏
ジャーナリスト鳥越俊太郎氏推薦!
 普天間基地移設と辺野古新基地建設を巡り、政府と沖縄県の対立が深刻化している。そもそも長年の過重な基地負担を軽減し、沖縄と“本土”の紐帯を取り戻すための「返還合意」が、なぜ民意を踏みにじる辺野古新基地建設の強行に転じてしまったのか。
「普天間返還」を引き出した橋本首相の「トップダウン」は本当か? 突如浮上した「海上基地」の謎。「最低でも県外」を葬った「六五海里」の出所は? 不可解さに覆われた「普天間・辺野古二〇年」の実相に迫る。

[著者情報]
宮城大蔵(みやぎ たいぞう)
一九六八年生まれ。上智大学教授。著書に『戦後アジア秩序の模索と日本』(第27回サントリー学芸賞、第1回中曽根康弘賞)、『「海洋国家」日本の戦後史』、共編に『橋本龍太郎外交回顧録』など。

渡辺 豪(わたなべつよし)
一九六八年生まれ。ジャーナリスト。「毎日新聞」記者、「沖縄タイムス」で記者・論説委員を経てフリー。著書に『「アメとムチ」の構図』(平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞)、『日本はなぜ米軍をもてなすのか』など。

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