ディープ・ニッポン
著者: アレックス・カー 清野 由美(構成) 大島 淳之(写真)
日本人は自国を狭いと考えがちだが、日本列島は総面積で見るとイギリスの一・六倍もの広さ。定番観光地の「奥」や「裏」には、豊かな自然と文化が残され、いまもなお、ひっそりと物語を紡いでいる。
半世紀以上にわたり日本を見つめてきたアメリカ生まれの東洋文化研究者が、北海道から九州まで、奥深い魅力にあふれ、インバウンドが押し寄せない、心静かな六つの聖地へ読者を誘う。
文章と写真の美しさが呼応する日本秘境紀行。

オーバーツーリズムの喧騒から離れ、観光地の「奥」や「裏」へ──。
共感の声、続々!

「私たち日本人が忘れかけているものが、この旅の中でひっそり息をしている」
作家・今村翔吾さん

「自然の声に耳を傾け、心の目で見る美しさに感動きるカーさんだからこそ、
日本の真の奥深さに気づかれたのでしょう」
モデル・はなさん

【目次より】
1国東──火山の霊気が漂う神秘の半島/信仰が作り出したファンタジー
2青森──「日本一のブナ」を求めて、森の中へ/青森屈指の眺め、岩木山神社
3小笠原──独特の生態系が織りなす植物の楽園/移住者たちとの対話
4北海道──かつての木材王国と、村上春樹の世界/純粋、潔白、奇跡の一本道路
5徳島───江戸時代から続く芝居小屋の文化/「桃源郷」が隠れている土地
6福井・京都──集落の古民家、田んぼ、夕焼け、月/「京都市内」の里山風景

【著者プロフィール】
アレックス・カー
東洋文化研究者。1952年、米国生まれ。イェール大学、オックスフォード大学で日本学、中国学を修める。77年から京都府亀岡市に居を構え、書や古典演劇、古美術など日本文化の研究に励む。景観と古民家再生のコンサルティングも行い、徳島県祖谷、長崎県小値賀島などで滞在型観光事業を営む。著書に『ニッポン景観論』『ニッポン巡礼』(ともに集英社新書)、『美しき日本の残像』(朝日文庫、九四年新潮学芸賞)、『観光亡国論』(清野由美と共著、中公新書ラクレ)など。

清野由美(構成)
ジャーナリスト。慶應義塾大学大学院修了。都市開発、デザイン、ライフスタイルの取材や、各界の人物記事に力を注ぐ。著書に『変われ! 東京 自由で、ゆるくて、閉じない都市』『新・都市論TOKYO』『新・ムラ論TOKYO』(いずれも隈研吾氏との共著、集英社新書)など。

大島淳之(写真)
写真家。自然・動物写真の撮影を中心に活動。世界最高峰の自然写真賞Wildlife Photographer of the Year 2023入賞。ロンドン自然史博物館など、四大陸二五カ国で作品展示。長年にわたって国内外の風景を撮影し、『ニッポン景観論』『ニッポン巡礼』と本書で撮影を担当。
  • 発売日:2026年3月17日
  • 定価:本体1400円+税
  • ISBN:978-4-08-721402-4

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