アメリカのいちばん長い戦争
著者: 生井 英考
1975年4月30日。かつて「アメリカ史上最長の戦争」だったヴェトナム戦争が、大きな挫折に終わった日から50年。
その一部は新たな「最長の戦争」となったアフガン戦争終結までの日々とも重なる。
ケネディ政権時代に始まり、ニクソン/フォード政権期に終わったはずの戦争は、その後も長く遺恨を残していまに至る。
ふたつの「いちばん長い戦争」のあいだに起こったことは何か。そこで残されたものは何か。
現代アメリカの「分断」の源流をたどる、新たな角度から直視したアメリカの政治文化と社会の現代史。

◆目次◆
第1章 始まりのない戦争
第2章 闇のなかの星条旗
第3章 病の幻影
第4章 擬制と神話
第5章 巨塔の影のなかで
第6章 終わりのない戦争

◆著者略歴◆
生井英考 (いくい えいこう)
1954年生まれ。慶應義塾大学卒業。アメリカ研究者。2020年春まで立教大学社会学部教授、同アメリカ研究所所長。
著書に『ジャングル・クルーズにうってつけの日――ヴェトナム戦争の文化とイメージ』『負けた戦争の記憶――歴史のなかのヴェトナム戦争』『空の帝国 アメリカの20世紀』ほか。
訳書に『カチアートを追跡して』(ティム・オブライエン著)、『アメリカ写真を読む』(アラン・トラクテンバーグ著)ほか。

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